下界より林道の方が少しは涼しい・・・,
だろうと思って行ってみたけれど,
やっぱり暑かった。

鳥の姿は少ないが,
幼鳥は,あちこちで見かけた。

先ずは,ソウシチョウの雛。
うるさくて結構図々しいので嫌われ者だけれど,
どんな動物でも子供は可愛いものだね。
柔らかそうな産毛だ。
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次は,キビタキの幼鳥。
成鳥はなかなか姿を見せてくれないけれど,
幼鳥は,この時期ちょくちょくお目にかかる。
毛並みがグチャグチャ。
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そして,ホオジロの幼鳥。
尾羽両端の白は成鳥と同じ。
全体的にぼんやりとした羽の色。
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林道の日陰にボタンクサギがキレイに満開だった。
だから蝶たちも集まっていた。
吸蜜中のクロセセリ
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ノリウツギも真っ白な花を咲かせていた。
サカハチチョウ♀とコガネムシが仲良く吸蜜。
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林道脇に駐車して撮影していると,
車のボディーにゴマダラチョウがやってきて,
盛んに蜜でも探している様子。
随分と長い間歩き回り
よく目立つ黄色の口吻で
車の汚れを(?)吸ってくれたようだった。
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ツマグロヒョウモン♀もやってきた。
ヘッドライトの上辺りでしっかりとポーズを取ってくれた。
よく見かける蝶だけれど,
とてもきれいな翅をしている。
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交尾中のアオスジアゲハを発見。
腹部の大きさから,下の方が♂だろうと思う。
100-400mmの最短距離まで近づいても逃げない。
長居は無用。
お邪魔虫は早々に退散した。
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クロシジミを初めて見つけた。
林道を行くうちに,シジミらしい蝶が飛んだ。
それにしてはちょっと大きいなと思いながら
撮して調べてみたら,
なんと,「絶滅危惧Ⅰ類」の蝶だった。
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こちらは,ルリシジミ。
翅を広げてれると,とてもきれいなんだけどねえ。
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林道には,色んな木や草の花が咲いていた。
そして,サルナシもなっていた。
久し振りに見たような気がするが,
この実は食べることができる。
別名をミニキウイなどと言われるらしい。
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マタタビの実もなっていた。
この実は,虫に食われて変形した実で,
本当の実はグミのような形をしている。
美味しそうなので食べたことがあるけれど,
ひどい後味がした。
旅人が食べて「また旅」に出かけるとも思えない食味だった。
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林道を行くと,
色んな草木の花や実が目につき,
鳥や蝶や虫たちがいて時のたつのを忘れてしまう。
そして,名前さえ知らないものがたくさんある,
ということに気付かせられる。