東与賀の干潟がカラフトで賑わっていた頃,
朝早くから,一人でハチクマを待っていた。
青空に時々白い雲といった具合だったけど,
遮る物のない展望台は極暑だった。
眼下前方には,見事な虹ノ松原と唐津湾。
確か,日本三大松原の一つだったと思うんだけど・・・。
左には,遠くに唐津城をのぞむ。
(と書いたけれど,知らない人には,
なんのことやらといった画像で,すみませんでした。)
朝の飛び立ちを狙って早くから頑張ったけれど,
8時過ぎに小群が高い所を飛び去ったきりの有様。
9時過ぎになってようやく
ハチクマ♂がまあまあの近くに姿を見せた。
独特の小顔に久しぶりの対面。
また,ハチクマ♂。
この日は風向きが良くなかったので,
渡るのも大変だったろう。
この個体をPCで確認したら,
虹彩が黒ではなくて赤味を帯びていた。
ハチクマ♂の若だと思う。
ハチクマの♀も,強風の中を渡って行った。
黄色い虹彩が見えた。
光る眼が写ると嬉しくなる。
ハチクマの♀は,
風切りや尾羽の横帯が細めなので,
くっきりと太い♂に比べて何となく繊細に見える。
翼先端が黒っぽい幼鳥も渡って行った。
多分最初の旅だろうな。
はぐれず無事に目的地についてほしいものだ。
この日は,ハチクマの大群は見かけなかった。
10羽弱の群れが5回ほど飛んでいった。
いつもなら,この鏡山の上空で
群れ舞い上がる時もあるのだけども,
見られなくて残念だった。
初めは東風だったけれど,
昼過ぎには,時々南からもふいてきた。
それもかなり強い風だった。
たいてい南東方面に渡って行くので,
ハチクマも大変だったろうと思う。
ところで,この日(17日)の大敵は白い雲だった。
昼くらいまでは,日焼け日和だったけれど,
昼過ぎには,白や灰色の雲に時々青い隙間がみえる,
といった状況になってしまった。
そこで,ハチクマをファインダーに入たまま追いかけて,
青空に入ったところで連写連写。
この日は,たった一人で苦労したのでした。
ところで,今日18日は県支部の観察会の予定だった。
雲海(?)の中を頂上にたどり着いてきた猛者が,
案内役始め7名ほどいたけれど,
やむなく中止になりました。
(至極当然かも・・・。)
ハチクマの渡り
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