昼から時間ができたので近くの山に行ってみたら,
ヒリリ,ヒリリと鳴き声が聞こえてきた。
山椒の実を食べて叫んでいるということになっている,
サンショウクイの群れが飛び回っていた。
尾が長いのでスマートに見える。
この山でよく見かけるリュウキュウサンショウクイに比べると,
下面が,より白くてすっきりしている。
この個体は,どうやら成鳥♂ではないようだ。
餌を探して山の中をあちこちと飛び回っているらしく,
実を求めてハゼの木にやってきた。
この個体は,額の白の広さからみると♂のようだ。
時折見せる,首をかしげるような仕草。
羽をふるわせて毛づくろい中,かな。
サンショウクイは,仲間たちと始終鳴き交わしていた。
ところで,生の山椒の実を一粒かじったことがあるけれど,
ほんとうにひどい目にあった。
小さいのでたいした辛さではないのだけれども,
喉にからみつくような妙な辛さが何時までも残り,
ヒリリ,ヒリリじゃなくて,ヤメテ,ヤメテと苦しんだのだった。
・・・おそまつ。
山道を歩いていると,
飛び回っていたウラギンシジミが靴にとまった。
真っ白な裏面からは想像できないような色が開いた。
すごいなあ。
山道に輝くような色の虫が飛んできた。
ハンミョウだ。
何ともびっくりするような色を身にまとっていた。
アリ追いかけて捕食した。
噛まれたら痛そうな嘴だ。
山は,少しずつ秋の色になっていた。
きれいな色のノブドウを見つけた。
ヤマブドウは食べられるけれど,これはどうなんだろう?
栗の大木があって,たくさんの実を付けていた。
道路に落ちているのも結構あったのだけれども,
拾うを忘れたのがちょっと残念だった。
(ここは拾っても良い場所だ)
渡りが始まっているだろうと思っていってみたのだけれど,
サンショウクイ以外は,留鳥しか見あたらなかった。
それでも,色んな木の実が熟しかけていたので,
もうしばらくすると良いことがあるかも知れない。
サンショウクイ
コメント