八郎潟の干拓地には,ガンの群れがあちこちにいた。
一番目についたのはヒシクイだった。
ガンの群れは暗色だけど,
ハクガンと,ハクチョウは白くて目立っていた。

オオハクチョウの群れを観察していると,
「嘴が黒いハクチョウがいる」とリーダーの声がした。
急いで双眼鏡で見ると,なんと,亜種アメリカコハクチョウだ。
以前,交雑種を見たことはあったけれど,
本物(?)は初めての事だった。
嘴の黄色部がとても少ないので,嘴が黒く見える。
周りにいるのは,オオハクチョウ
黄色の広さがまるで違う。
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こちらは,本物のコハクチョウ
アメリカとは,黄色い部分の広さが違う。
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こちらは若い個体。嘴にはピンクの部分がある。
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こちらも若い個体だけど,
上の個体より成鳥に近いのだろうか。
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川にオオハクチョウがいた。
昼間は,水田で過ごしているけれど,
まだ朝早いので,ねぐらの川に残っていたようだ。
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こちらは,雪模様の日没前。
若い個体も一緒。
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ガンの群れを観察している時,
慌てて飛び出したので,
どうしたのかと思っていると,
上空で,オジロワシとトビが争っていたのだった。
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田んぼに降りたオジロワシ。
まだ若い個体のようだ。
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昨年,先達の探鳥行を聞いてから,
出かけて見たかった八郎潟の干拓地。
目的の鳥たちに出会えてとてもラッキーだった。
さて,迎える新しい年にも,沢山の出会いがあるといいな。

今年最後のブログを見て頂いてありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。