東与賀干潟では,
大潮の頃,満潮になれば干潟が隠れてしまうことがある。
すると,遊歩道に降り立つ群れがある。
ずっと上空を飛び回る群れもある。
そして,遊歩道までが潮で隠れるようになると,
みんな,上空を飛び回ることになる。
遠くの方まで飛んでいってしまって,
全く姿形が見えないこともあるけれど,
すぐ目の前辺りを飛んでくれることもある。

メダイチドリなどの群れが飛ぶ。
キアシシギダイゼンソリハシシギハマシギなどが混じっている。
medai




メダイチドリが近くを飛ぶ。
干潟にいるときには,こんなに大きいとは思えない。
medai2




オグロシギが飛ぶ。
黒い尾に白い腰,まっすぐに伸びた嘴,翼上面の白い翼帯。
特徴がはっきりしているので,飛んでいても見つけやすい。
oguro




キョウジョシギが飛ぶ。
メダイチドリが3羽混じっている。
kyojo




ホウロクシギの群れが飛ぶ。
翼の下面が白く,腹や腰が白いダイシャクシギも3羽混じっている。
ホウロク,ダイシャクの群れは,
見事に逆V字の編隊飛行をするときがある。
horoku




アオアシシギが水面を飛ぶ。
そろそろやって来るはずのカラフト君は,なかなか見つからない。
aoasi




シギ・チではないけれど,
ここの常連のクロツラヘラサギが頭上間近を飛ぶ。
みんな,初列風切の先端部が黒い幼鳥だ。
ここに沢山いるダイサギと違って,頸を(足も)ぴんとのばして飛ぶ。
tura




ところで,
ヨロネンらしい個体を見つけた。
喉元が,夏羽にかかわらず白い,と言うだけの観点なので,
さほど自信はないのだが・・・。
yoro




また,喉元が白っぽい個体が3羽以上いたのも見つけた。
すわ,ヨロネンの群れか,とは思ったものの,
白いけれど,赤味が残っているし,
トウネンの冬羽へ換羽途中の個体かな,とも思うのだけれど・・・。
大体,喉元以外の識別点は,あまり自信がないので困っている。
しかし,左の個体は,足も長いように見えるのだけど・・・。
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地面に降りた鳥はきれいだけれど,
飛ぶ鳥は殊更にきれいだ。
それが,間近を飛んでくれるともっときれいに思う。
東与賀干潟では,飛ぶシ・ギチの羽音まで聞こえる時がある。
それは圧巻だ。